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体を疲れさせるものが乳酸・・・。
そう思っている人も多いのではないでしょうか?
実際、疲労と乳酸は無関係ではありません。
筋肉を動かし、運動のエネルギーとして糖が使われると、副産物として生成されるものです。
乳酸は「酸」ですから、血液中に多く溜まればもちろん血液を酸性に傾けます。
そうなれば、筋肉の動きは悪くなり、働きが低下します。
これを、疲労のメカニズムとして考える場合があるので、これを疲労物質だという説が広く信じられているのです。
しかし実際は、血液中にはとどまらず、酸化することでエネルギーとして使用されます。
ですから、特別な運動でもしない限り、血中に増えすぎるという事はなく、通常時の量は、安定しています。
ちょっと難しくなっちゃいますが、安定時の血中乳酸濃度は0.5~2.0㎜ol程度です。
400m走のような1分程度の全力走をすると、血中濃度が20mmol程度まで上がります。
その後、何もしないでいると、1時間程度で血中濃度が安静レベルに戻ります。
しかし、濃度上昇後、軽い運動を続けると乳酸がエネルギーに転換され、除去が早まります。
先に紹介した通り「乳酸がたまると、筋肉の動きが鈍くなる」のは本当です。
しかし、そこで間違えてはいけないのは「たまって筋肉の動きが鈍くなるのはすごくいいこと」だという事です。
これってどういうことなのでしょう?
実は、乳酸は「成長ホルモン」を分泌させるための刺激物質なのです。
(成長ホルモンについては「成長ホルモン分泌」のページをご覧ください♪)
乳酸によって刺激を受けることで、ホルモンの分泌を促す脳のホルモン中枢が活発に「成長ホルモン」を分泌させます。
成長ホルモンが分泌されると、肉体は「再生活動」に入り、傷の修復や、機能の修復などの「健康な状態に戻る」働きが活発化されます。
つまり、若返り現象が起こります。
しかし、先にもご紹介しました通り「乳酸」はごく短時間のうちに血流によってエネルギー転換などの「消化」が行われ、何もしなくとも約1時間後には平常状態に戻っていきます。
つまり、運動しても成長ホルモンが分泌されるのはごくわずかなのです。
加圧トレーニングをすると、血流が制限されます。
という事は、乳酸が流れていかず、どんどんたまっていきます。
たまった乳酸は、筋肉中の受容体を刺激し、成長ホルモンをどんどん分泌させます。
そして、血液中に成長ホルモンがたっぷりと分泌されたころ、血流を開放すると、血流にのって成長ホルモンが一気に全身に流れ込みます。
体中で若返りの「再生活動」が巻き起こるのです。
これが、直接トレーニングした箇所以外の、体質や肌質、ボディバランスに変化が起こる秘密です。